2019年04月25日

「まだある。 今でも買える“懐かしの昭和”カタログ ~駄菓子編 改訂版~ 」初見健一

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昔懐かしい商品を紹介する「まだある。」シリーズ。
主に60年代~70年代に発売され最近は見かけなくなって絶滅したかと思いきや、「まだあったのか!」といまだ生き残っている商品を紹介するというコンセプトです。
食品編その1食品編その2と読んできまして、今回は駄菓子編です。
過去に読んだ2冊も駄菓子を多数紹介しておられましたが、本作では特化しています。
知っている商品もあれば初めて見る商品もあり。
『ココアシガレット』なんて今の子供たちは喜ばんだろうなぁ。
私も好きではなかったですけどね。
『耕生のフルーツ引き』なんて散々楽しみましたが、初めて正式名を知りました。
糸の先に砂糖をまぶしたフルーツの形をした飴が付いていて、その何十本もの糸の束を紙の筒で真ん中を縛ってあるんですね。
なのでどの糸を引けばどの飴を取れるのかわからない。
まあ真ん中を隠したあみだくじのようなものです。
基本はイチゴ型の小さな飴ですが、当たればオレンジの形をしたのだとか大きなのが取れたりする。
チロルチョコレートも今のような正方形1個単位ではなく、あれが3個連なっていました。
金色の包装がレトロで懐かしい。
この初代はもう発売されていませんが。
粉ジュースもよく飲みました。
今にして思えばチープな味でしたね。
着色料でメロン味なら緑色、イチゴ味なら赤色に舌が染まりました。
現在の子供が大人になったとき今のお菓子を振り返って懐かしい気持ちになることはあるでしょうが、現在の大人が60年代~70年代の駄菓子を振り返るようなしみじみ感はないんじゃないかという気がします。
ちなみにこのシリーズ、食べ物だけではなくキャラクター編だとか玩具編なども出ています。
それらもぼちぼち読んでいきたいと思います。
ラベル:グルメ本
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2019年04月23日

「女の庭」花房観音

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大学時代の恩師の告別式で12年ぶりに再会した5人の女たち。
喫茶店でお茶を飲みながら、その後その中のひとりの家で送り火を見ながら、女たちは近況を語り合います。
学生だったあの頃から変わったお互いの姿を見、それぞれの家庭、仕事、恋愛、日々の生活を聞き。
自分の現状と比べて相手はどうなのか。
羨望、嫉妬。
そのような感情が入り混じります・・・・。
章ごとに一人ずつスポットが当てられています。
当然それぞれの人物には友人たちの知らない生活があるわけで。
この作品で特に描かれているのは性です。
セックスですね。
ただエロいシーンだけを書いていては単なるエロ小説です。
しかしさすがに花房観音、女の上辺と本性といいますか、表裏が見事に描かれています。
しっかりとドラマがあります。
他人の庭の芝生は青く見えるというような言葉があるように、外からだけでは決してわからないものを抱えてるんですよね、皆。
幸せそうな充実してそうな生活をしているように見えても、裏の姿はドロドロです。
とくにセックスといいますか性癖に関してですから、まさしく欲望の核に触れているような生々しさというかエグさがあります。
舞台はこの作者らしくやはり京都です。
他人には本音を見せない街ということで、この京都という舞台がまたこの作品の内容に非常にマッチしています。
しかし花房観音作品はいつもながら下半身を刺激するなぁ。(笑)
ラベル:小説
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2019年04月21日

「ブランドのデザイン」川島蓉子

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ブランドとは何か。
企業そのものであったり、その企業が販売している商品であったり。
この本ではロングセラー・ブランドを題材に、ブランドとデザインのかかわりをまとめておられます。
実際のメーカーや商品を例に挙げておられるので、読者としても具体的でわかりやすい。
紹介されているのはサントリーの「伊右衛門」、「ウーロン茶」、キユーピー「キユーピーマヨネーズ」、「キユーピーハーフ」、資生堂「マジョリカ マジョルカ」、「クレ・ド・ポー ボーテ」、
無印良品。
それらの開発に関わった人たちに取材し、その商品が生まれたいきさつやコンセプト、開発の過程などが細かく紹介されています。
その他いろんなブランドも例に挙げ、緻密に検証を固めておられますね。
もちろん「ブランドのデザイン」というからには、商品そのもののデザインからポスターやテレビでのCFについても検証。
やはり消費者にいちばん訴えかけるのはここですからね。
いい商品であるということを伝えるためにはやはりデザインであり、そこからくるイメージは重要です。
巻末ではクリエーター・インタビューということで、コピーライターやデザイナーへのインタビューがあります。
歴史あるブランドやロングセラーといわれる商品には、やはり確固とした志があるのですね。
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2019年04月19日

「男は旗」稲見一良

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スエーデンの大富豪のプライベート・ヨットとして建造され、かつては“七つの海の白い女王”と謳われたシリウス号。
現在は繋留され、ホテルとして第二の人生を過ごしています。
しかし経営は思わしくなく、下品な大資本の商事会社が買収を企み、この船に隠されているという宝の地図を狙ったギャングにも目をつけられます。
いよいよ買収というその日、キャプテンの安楽さんを始め、精鋭のクルーたちは秘かにシリウス号を出港させます。
古地図に記された宝島を求めて・・・・。
今まで読んできた稲見作品とはちょっと雰囲気が違うなと。
ややファンタジーなタッチの冒険小説です。
個性ある面々が助け合い、絆で結ばれ、夢を追いかける。
しかし決して甘っちょろくはなく、ハードボイルドな締りがあります。
ただ枚数的に少ない気がしました。
できればもっと多い枚数でガッツリどっしり読みたかった気がします。
ラベル:小説
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2019年04月17日

「イタリア半島「食」の彷徨」西川治

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毎年のようにイタリアを旅し、また住んでいたこともある著者がふんだんなカラー写真で現地の料理とレシピを紹介した一冊です。
日本のイタリア料理はまずい、と著者は言います。
日本のイタリア料理、そんなにまずいですかね。
フランス料理にしてもむしろ現地より美味しいのではないかと私は思うのですが。
もし日本人の味覚に合わせた料理という意味ならたしかにそうでしょうね。
著者は「食べ物は現地主義」だと言います。
これはまったくおっしゃる通り。
やはりその国、その土地の素材を使い、その空気の中で食べるのが本物の味と言えるでしょう。
たしかに日本のイタリア料理というのは小じんまりとして見た目は美しいものの、野趣に欠けます。
コトレッタ・アッラ・ミラネーゼなんて日本で現地サイズを出す店なんてなかなかないのでは。
まああちらの人たちとは胃袋のサイズが違いますけども。
気取らず飾らずボリューム満点がイタリア料理の魅力であるのは確かで、そういう意味では本場の料理に慣れた人にとっては日本のイタリア料理に満足できないというのはあるでしょうね。
ラベル:グルメ本
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