2011年07月19日

「手塚先生、締め切り過ぎてます!」福元一義

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漫画界の巨匠・手塚治虫

漫画の神様とまでいわれましたね。

著者は担当編集者から転身し、そんな手塚氏の下で約20年ほどアシスタントを勤められました。

なので本書は外部の人間が取材で固めた内容ではなく、長年手塚氏と一緒に仕事をしてきた立場からしか書けない内容です。

何本もの連載やアニメの製作を抱え、凄まじいスケジュールをこなしていく手塚氏。

まさに超人的ですが、やはり締め切りに間に合わず落とすこともあり。

そんな神様も昭和59年に急性肝炎で入院するとき、「入院したら読者から忘れられてしまわないかね」と人気を気にされたとか。

神様だ巨匠だと決して安心などしておられなかったのですね。

シビアな世界です。

平成元年二月九日、死去。

氏は亡くなる間際まで「頼む、仕事をさせてくれ」と床から起き上がろうとされたとか。

著者はそのエピソードに、ゲーテが臨終の間際「もっと光を」といって亡くなったエピソードを重ねられます。

ちなみにこの年は昭和天皇が崩御され、松下幸之助が亡くなり、美空ひばりが亡くなり・・・・。

まさにひとつの時代が終った感がありましたね。

ラベル:漫画本
posted by たろちゃん at 05:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 『ふ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする