今月は11冊。
実際はもう少し読んだのですが、後半更新をさぼってしまいました。
・「夜陰譚」菅浩江
・「文人には食あり」山本容朗
・「吉田電車」吉田戦車
・「検屍官」パトリシア・コーンウェル
・「文芸誤報」斎藤美奈子
・「おいしい日常」平松洋子
・「リボルバー」佐藤正午
・「活字三昧」目黒孝二
・「八朔の雪 みをつくし料理帖」高田郁
・「極上の調味料を求めて」藤田千恵子
・「さすらいの麻婆豆腐」陳建民
「夜陰譚」、幻想的なのはいいのですが、ちょっと抽象的すぎて読後の満足感に欠けました。
「文人には食あり」、いろんな作家の食に対してのこだわりが興味深い一冊です。
「吉田電車」、シリーズで他にも出てるので読んでみたいですね。
「検屍官」、久しぶりの翻訳物。
ベストセラーの人気シリーズですが、そんなに売れるほどの内容かなぁ。
でもまずまず読みやすかったです。
「文芸誤報」、シニカルな批評がいいですね。
フェミニストで左寄りなのがちょっと鼻につく場合もありますが、読んでいて楽しい。
「おいしい日常」、エッセイですが、いろんなお勧めの食品も紹介されています。
「リボルバー」、サスペンスとのことですが、どこかとぼけて淡々とした雰囲気はやはり佐藤正午。
「活字三昧」、本好きにとってこういう書評家のエッセイというのは楽しいものです。
「八朔の雪 みをつくし料理帖」、いまさらですがやっとこさ読みました。
シリーズ150万部突破とか。
納得のベストセラーです。
「極上の調味料を求めて」、食に興味があるなら、あの店行ったこの店行ったではなくこのようなところから始めなくてはならないのでは。
といってもそれに気付くには、やはりミーハーな店の追っかけを卒業してからのことになるんでしょうね。
「さすらいの麻婆豆腐」、地味な内容ではありますが、陳建民氏の人柄がよく伝わる一冊です。
さて今月の一冊ですが。
やはり文句なしに「八朔の雪 みをつくし料理帖」ですね。
楽しみに追いかけていきたいと思います。