2011年10月03日

「女ひとり」芝木好子

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時代は戦後すぐ。

女性専用のアパートに住んでいる三人の若い女性。

主人公といえるのは雑誌社に勤める早坂波子でしょうか。

三人の中ではいちばん真っ当な生き方をしています。

陸軍のある機関の医局の看護婦長をしている相田やすいは男勝りのしっかりもの。

夫が出征して三年になる佐野時子は男なしではいられない奔放な女性。

それぞれ違ったタイプの女性を配置することにより、戦後の女性の生き様を描いています。

生き様といいましても特に山あり谷ありなストーリーではなく、話のメインはそれぞれの恋愛や結婚ということになりますね。

ただその恋愛には生活や人生というものを背負っている感があります。

力強い女性たちを描いていますが、芝木作品にしてはわりと軽い目のこじんまりとした作品といえるでしょうか。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 17:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 『し』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする