阿川佐和子氏による作家へのインタビュー集。
その人数はなんと57人です。
インタビューでのやりとりを引用しつつ、阿川氏が文章を書いておられます。
これに関してはできれば対談形式で収録してほしかったですね。
阿川氏の文才や洞察力はよく知られるところですしこの本でもそれを発揮しておられますが、やはりせっかくの作家へのインタビューですからやりとりをそのまま読みたかった。
それにしてもよくまあこれだけの作家にインタビューしたものです。
吉行淳之介や遠藤周作、松本清張など今となっては貴重な記録でありましょう。
勝目梓なんてどういったつながりなんだと思ったりします。
作家や文壇に興味を持つ人にとっては楽しめる一冊でしょう。
ラベル:書評・作家