2011年11月08日

「寿司屋のかみさんのちょっと箸休め」佐川芳枝

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佐川芳枝氏の「寿司屋のかみさん」シリーズ。

現役の寿司屋のおかみさんが書いておられるエッセイです。

これが何作目になるのかわかりませんが、それまでの著作は店でのいろんなエピソードについて書かれたもの。

本作はそのようなエピソードを交えながら、サブタイトルにもあるように寿司屋(もちろんご自分の店です)のつまみを紹介しようという内容です。

なので巻末にはレシピ集もあります。

寿司屋ならではのつまみについて、それにまつわる苦労話、コツなどを書いておられます。

目線が街中の寿司屋を利用するお客さんと同じなのがいいんですね。

決して高級店の職人のそれではありません。

それはやはり主婦感覚があるからでしよう。

上から目線でないのにほっと安らぐんです。

ただちょっと物言いを。(笑)

他店で穴子を頼んだらキュウリのかわりにワカメが添えられていてびっくりしたとのこと。

煮穴子との相性がよくなかったので、ワカメはそっくり残したと書しておられます。

飲食をやっておられるのなら出したものを残されるのはいい気持ちがしないはず。

海原雄山じゃあるまいし(笑)、相性がどうのという理由で残すことはないでしょう。

添え物で出されているのですからそれぞれ別に食べればいいじゃないですか。

友人と旅行に出かけ、カツオを1本おみやげにもらってきたと。

脂があまりなく、おろしても美味しくなさそうだったので蒸してなまりにしようとしてみたら、カツオ節のようにきゅっと縮まってしまったと。

これではどう手をかけても美味しくならないだろうと処分したというのです。

それほどどうにもならなかったのでしょうか。

腐っていたわけじゃあるまいし、カツオ君、哀れです。

こういうことは書かれないほうがいいかと思いますが。

ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 04:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 『さ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする