2011年12月31日

今年の読書

今年読んだのは140冊。

毎月10冊読めればと思っていますので、まあ理想的な数でしょうか。

もっと読めればいいのですが、読むペースはけっこう遅いほう。

それよりも購入するペースが上回っていますので、未読が溜まるいっぽうです。

ちなみに現在未読の本がこれだけ。

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ここに写っていないのがまだ150冊ほど。

買わなけりゃいいのにと思うのですが、気になる本を見かけるとつい手が伸びてしまいます。

どんどん増えていきますので、たぶん生きているうちに読み切れないでしょうねぇ。(笑)

posted by たろちゃん at 21:08| Comment(3) | TrackBack(0) | 今月の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

12月の一冊

今月は13冊でした。

まずまずのペースでしょうか。

「漫画の時間」いしかわじゅん
「ときめき時代1 つまさきだちの季節」折原みと
「喰いたい放題」色川武大
「陽気なギャングが地球を回す」伊坂幸太郎
「花宵道中」宮木あや子
「猛スピードで母は」長嶋有
「九月が永遠に続けば」沼田まほかる
「ビタミンF」重松清
「花散らしの雨 みをつくし料理帖」高田郁
「新刊めったくたガイド大全」北上次郎
「パリ、女ひとりシェフ修行」塚本有紀
「奇想小説集」山田風太郎
「ゴハンの丸かじり」東海林さだお

「漫画の時間」、漫画家による漫画評論集。

評論家と違い、現役の漫画家ならではの視点がいい。

「ときめき時代1 つまさきだちの季節」、気恥ずかしい内容ではありますが、まあピュアといえばそうなんですけども。

「喰いたい放題」、作家の食エッセイ。

グルメぶらず食いしん坊な立ち位置がいい。

「陽気なギャングが地球を回す」、さすがに伊坂幸太郎。

たっぷりとエンターテイメントな小説を楽しませていただきました。

「花宵道中」、吉原の遊女を描いた切ない連作小説。

いろんな視点から書かれている構成がよかった。

「猛スピードで母は」、書きようによってはシビアにもなる内容ですが、それをさらりととぼけたように書いておられるのが持ち味。

「九月が永遠に続けば」、後半になってちょっと強引さを感じて失速。

ちょっとラストに向かって畳みすぎたか。

「ビタミンF」、ツボを押さえた話作りは実に上手い。

どれも水準以上の短編集。

「花散らしの雨 みをつくし料理帖」、シリーズ第二弾。

料理を扱った小説ですがいろんな内容が盛り込まれており、実に読み応えありました。

「新刊めったくたガイド大全」、よくもまあというくらい読書しておられます。

まあそれが仕事といえばそうなんですけども。

「パリ、女ひとりシェフ修行」、スターシェフの自伝とはちょっと違い、若い女性の一生懸命さがとても瑞々しい。

とても楽しく読めました。

「奇想小説集」、どれもユニークな発想で書かれた短編集。

でも期待していたほどでは・・・・。

「ゴハンの丸かじり」、相変わらずのクオリティですね。

これを20年以上も書き続けておられるのだからお見事としかいいようがありません。

さて今月の一冊ですが、やはり「花散らしの雨 みをつくし料理帖」が本命。

しかし前作も今月の一冊に選んでいますし、今回は穴であった「パリ、女ひとりシェフ修行」にしたいと思います。

穴といっては失礼なんですけども、読む前はそれほど期待していなかったもので。

読み始めたらこれが実に面白く、読み終えるのが寂しかったくらい。

というわけで、12月の一冊はこれで。

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posted by たろちゃん at 18:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 今月の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月30日

「ゴハンの丸かじり」東海林さだお

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いつもながら食べることについてさまざまな分析、提案、ご意見をしておられます。

例えば。

「普通のラーメン」では、最近のラーメンマニアの過熱ぶりに苦言を呈しておられます。

『もともとラーメンは、期待して目を三角にして食べるものではなかったはずだ』と。

そして「寿司が回転していいのか」では、『回転寿司はお見合いである』と看破されます。

「鰤大根の人徳」では鰤と大根は夫婦であると。

「鶏の唐揚げの出っぱり」では、あの小さな塊にさまざまな部位があり、それぞれ味も食感も違うのだと分析。

「鳥わさの不思議」では、『鳥わさは本来鳥わさびですが、「び」はどこに行ったのでしょう』と疑問を投げかけておられます。

まあそんなこんなで今回も楽しませていただきました。

ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 17:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 『し』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月28日

「奇想小説集」山田風太郎

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まさにタイトル通りの奇想な小説集です。

鼻と陰茎の位置が入れ替わっている男の話「陰茎人」。

国が法律で性交時間を制限し、制慾帯着用を義務付ける「満員島」。

街のあちこちに射精のための機械が設置される「自動射精機」。

女性が処女を失うと額に環状の紅斑が浮かぶホルモンを注射することを義務付ける「ハカリン」。

これらは馬鹿馬鹿しい下ネタ系の話。

骨が柔らかく水母のような女の虜になる男の話「蝋人」。

視覚から音楽を聴くことのできる男の話「万太郎の耳」。

殺したはずの人間が実は不死身で、自分と立場を入れ替わられてしまう「万人坑」。

これらはシュールでちょっと怖い話。

「黄色い下宿人」はシャーロック・ホームズが出てくる推理小説です。

「陰茎人」などは宗教的な視点など持ち込まず、もっと下品に馬鹿馬鹿しく徹して欲しかった気がします。

馬鹿馬鹿しい系よりもシュール系のほうがいいですね。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 19:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 『や』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月25日

「パリ、女ひとりシェフ修行」塚本有紀

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料理とお菓子を本格的に学ぶため、会社勤めを辞めて女ひとりフランスはパリへ留学。

ル・コルドン・ブルーに入学です。

そこでの著者の悪戦苦闘ぶりが面白く書かれています。

フランスで暮らし始めてのカルチャーショック。

学校ではいろんな国の留学生との出会い、そして厳しくも憎めない魅力の学校のシェフたち。

そんな中での自分自身の成長や一歩一歩夢に近づいていく様が、実に生き生きと描写されています。

まさに普通の若い女性が右往左往する姿が実に滑稽で健気で、一生懸命で。

スターシェフの自伝的エッセイは何冊も読んできましたが、どうもご大層な経験披露と上から目線的な内容が多いんです。

こんな苦労をしてきたんだ、そして今はここまで上り詰めたんだ。

まだ日本人が普通に海外旅行なんてできなかったような時代にフランスに渡り修行した人たちの場合、どうしてもそのようになってしまうのかもしれませんが。

それらの人たちの時代に比べますと、この著者の時代背景はまったく違います。

もちろん苦労はおありだったでしょうが、先人たちのようなシビアな時代ではありません。

しかし全体に感じられる明るい雰囲気は決して時代だけのせいではなく、著者のキャラクターからくるものも大きいと思います。

天真爛漫といいますか。

どこそこの店で修行したというエピソードはいろんな料理人の著作で読んできましたが、あちらの料理学校に留学しアシスタントまでしての経験話は初めてです。

そんな視点も目新しく楽しく読めました。

料理やお菓子を学ぶために海外に留学したい、そんな思いをお持ちの方にはぜひご一読をお薦めいたします。

ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 23:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 『つ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする