2011年12月04日

「ときめき時代1 つまさきだちの季節」折原みと

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マコこと山咲真琴は、昨日入学したばかりのピカピカの中学1年生。

みずがめ座のB型。

というような自己紹介の出だしで始まるジュニア小説です。

ジュニア小説なんて言い方は古いですか。(笑)

ティーンズ小説か、今はもっと大きな括りでライトノベルというべきなんでしょうか。

この本は93年の発行。

富島健夫らの「小説ジュニア」時代は存在を知りつつも読んでいませんが、「コバルト」が全盛の頃はこの類の小説はけっこう読みました。

というか、定期的に購入していましたし。(笑)

なので唯川恵山本文緒角田光代彩河杏)らのコバルト時代の作品なんかはけっこう読んでたんですよね。

それはともかくとしましてこの作品。

冒頭でいきなり星座だの血液型だの自己紹介するなど、今からすればかなりベタなパターンです。

そして二人の親友の紹介が同じく続きます。

もちろん親友二人のキャラは主人公を挟んで振り分けられています。

気が強いタイプのかに座AB型の池辺正美、お嬢様タイプのおとめ座A型の保坂麻巳子。

主人公のマコはプロポーションが太目で足も太く、顔は美人ではないというコンプレックスを持っています。

そんな主人公が教育実習生の恭介先生に恋をして・・・・という話なのですが。

作者の折原みと氏は漫画家です。

小説家としてはデビュー作となります。

表紙や挿絵はもちろん作者自身が描いておられるのですが、絵を見ますと太目で美人でもないはずの主人公がぜんぜん太くなく美少女なんですよね。(笑)

まあこれは少女漫画の伝統的パターンといえましょうか。

当然先生との恋は成就することなく終るのですが、それで一歩大人になったといったところ。

読者の年代や書かれた時代を考慮しましても、もうちょっと深みが欲しかったですね。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 『お』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする