2011年12月11日

「陽気なギャングが地球を回す」伊坂幸太郎

Cimg1830

それぞれ特技を持つ4人の人物たち。

嘘を見抜くことができる成瀬。

演説が得意で口を開けば嘘ばっかりの響野。

スリの達人である久遠。

体内に精密な時計を持つ雪子。

この4人は銀行強盗です。

綿密な計画の下四千万円の強盗に成功しますが、逃走中に現金輸送車強盗に車をぶつけられその金を奪われます。

さてそれは偶然だったのか、それとも仲間の裏切りか。

手掛かりを追う成瀬と雪子は死体を発見します。

一方、雪子の息子がやっかいな事件に関わりそうになり、それの救出に向かう響野と久遠。

それぞれのエピソードがどのように結びつくのか・・・・。

まず銀行強盗という犯罪を飄々とコミカルに描いているのはさすがの伊坂節。

その飄々さは全編に渡っているんですけどね。

前半のさりげない描写や言動がラストに伏線として効いてくるあたりはやっぱり巧いなぁと思います。

ラストにはちょっとしたどんでん返しも用意されています。

まったく退屈させることなく最後まで引っ張る筆力。

現在第一線のエンターテイメント作家ですね。

読書の面白さというものを堪能させてくれた作品でした。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 19:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 『い』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする