2011年12月28日

「奇想小説集」山田風太郎

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まさにタイトル通りの奇想な小説集です。

鼻と陰茎の位置が入れ替わっている男の話「陰茎人」。

国が法律で性交時間を制限し、制慾帯着用を義務付ける「満員島」。

街のあちこちに射精のための機械が設置される「自動射精機」。

女性が処女を失うと額に環状の紅斑が浮かぶホルモンを注射することを義務付ける「ハカリン」。

これらは馬鹿馬鹿しい下ネタ系の話。

骨が柔らかく水母のような女の虜になる男の話「蝋人」。

視覚から音楽を聴くことのできる男の話「万太郎の耳」。

殺したはずの人間が実は不死身で、自分と立場を入れ替わられてしまう「万人坑」。

これらはシュールでちょっと怖い話。

「黄色い下宿人」はシャーロック・ホームズが出てくる推理小説です。

「陰茎人」などは宗教的な視点など持ち込まず、もっと下品に馬鹿馬鹿しく徹して欲しかった気がします。

馬鹿馬鹿しい系よりもシュール系のほうがいいですね。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 19:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 『や』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする