2012年03月30日

3月の一冊

今月読んだのは以下の14冊です。

「小説家の休日」阿刀田高
「慕情の旅」芝木好子
「おいしい人間」高峰秀子
「お江戸の用心棒 右京之介助太刀始末(上・下)」高橋三千綱
「ポトスライムの舟」津村記久子
「くっすん大黒」町田康
「編集狂時代」松田哲夫
「月とシャンパン」有吉玉青
「食品のカラクリ」別冊宝島編集部 編
「蕎麦ときしめん」清水義範
「肝機能をぐんぐん高める100のコツ」主婦の友社編
「何回もいきたくなるラーメン店100 私が4000杯を食べたわけ」武内伸
「本業」浅草キッド 水道橋博士

「小説家の休日」、興味のない作家ではありますが、書評などの内容に惹かれて読んでみました。

だからといって氏の小説を読むことはないと思いますが。

「慕情の旅」、芝木氏の中ではまあ小粒な作品集でしょうか。

可もなく不可もなくといったところ。

「おいしい人間」、女優のエッセイ。

芸能人には興味ありませんが、食についてのエッセイもありましたもので。

「お江戸の用心棒 右京之介助太刀始末(上・下)」、相変わらず飄々として面白い。

時代小説としてはちょっと軽いノリですが、それもまたこの作品の魅力。

「ポトスライムの舟」、絲山秋子に似た作風ですが、もうちょっと輪郭がはっきりした感じでしょうか。

期待の作家です。

「くっすん大黒」、なんじゃこりゃという人も多いでしょうし私もまあそう思いました。(笑)

しかし面白いからいいじゃないですか。

「編集狂時代」、編集者の仕事というのはやはり人との出会いなんだなと。

見城徹氏の「編集者という病い」ほど熱い内容ではありませんが、そのようなことを感じました。

「月とシャンパン」、いろんな年代の女性の恋愛を描いた小説。

いくつになっても人は恋愛に翻弄されるのかな、なんて思わされる内容です。

「食品のカラクリ」、ろくな食べ物がない昨今。

まがい物や添加物まみれの食品が溢れる現状を指摘しておられます。

「蕎麦ときしめん」、この作家を一躍有名にした作品ではありますが。

昔読んであまり感銘を受けなかったのですが、再読してみてもやはりでした。

「肝機能をぐんぐん高める100のコツ」、とても読みやすい本でした。

こういうのはわかりやすく書かれているのがいちばん。

「何回もいきたくなるラーメン店100 私が4000杯を食べたわけ」、紹介されている店はすべて東京・神奈川なので私には縁がないのですが。

でも著者のラーメンに対しての愛情が伝わる一冊です。

「本業」、水道橋博士氏、文章が達者ですねぇ。

いろんなタレント本の書評、なかなか痛快でよかったです。

今月は「文句なしにこれ!」と思える本はありませんでした。

そんな中で候補は「ポトスライムの舟」、「くっすん大黒」でしょうか。

インパクトということではやはり「くっすん大黒」ですねぇ。

ちょっと他に類を見ない才気に敬意を表しまして、今月の一冊は「くっすん大黒」町田康ということで。

Cimg1883

posted by たろちゃん at 04:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 今月の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月28日

「本業」浅草キッド 水道橋博士

Cimg1897

「お笑い男の星座」「お笑い男の星座2」に続くタレントの生き様を評した第3弾。

今回は前2作と違いタレントそのものではなく、タレントが書いた本に対しての書評集です。

その数50冊。

水道橋博士の筆が冴えます。

ギャグを交えた文章は上手いですし、博学を感じさせます。

切れ味もなかなかのもの。

芸能界には興味ありませんし自らタレント本買うことはまずありませんが、こういう本があるとまとめて内容を知ることができて楽しい。

ぼちぼちとひまつぶしに読むにはいい一冊でした。

ラベル:書評・作家
posted by たろちゃん at 05:58| Comment(0) | TrackBack(1) | 『す』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月26日

「何回もいきたくなるラーメン店100 私が4000杯を食べたわけ」武内伸

Cimg1898

著者は故・武内伸氏。

TVチャンピオンの2代目ラーメンチャンピオンであり、日本ラーメン協会の副理事長や新横浜ラーメン博物館の広報なども勤められた方です。

そんな著者が紹介する100軒のラーメン店。

醤油、トンコツ、味噌、塩、スペシャルとスープ別に店を紹介しておられます。

すべて東京・神奈川の店なので私にはまったく縁がないのですが、それでも読み物として楽しめました。

決して上から目線ではなく、評価してやるといったスタンスではないのがいいんですね。

それぞれのラーメン店に対しての期待と愛情がこもった内容です。

ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 05:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 『た』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月24日

「肝機能をぐんぐん高める100のコツ」主婦の友社編

Cimg1899

私は朝っぱらから酒を飲む人間ですので、こういう本を見るとどれどれと読んでみたくなります。

ま、読むくらいなら朝から飲むなよという話ですが。(笑)

朝酒はともかくとしまして、脂肪肝やアルコール性肝障害が急増しているとのこと。

心当たりのある人も多いかと思います。

この本ではとても読みやすく肝機能を高めるコツが紹介されています。

やはり食べ物ですね。

表紙に書かれている見出しを紹介しますと、

・もやしにギュッと詰まった栄養素は弱った肝臓を強化する

・加熱したキャベツは肝臓の解毒機能を高めてくれる

・1日5尾の煮干しが肝臓を丈夫にする

・肝炎、肝機能の異常によく効く手作り蒸ししじみ汁

・ゴロ寝で足指を動かせば肝臓が強くなる

しじみやウコンなどはよく知られていますけども、もやしやキャベツなんて身近な野菜が効くとは嬉しいではないですか。

その他いろいろ。

このような食事を日頃心掛けようと思う今日この頃。

ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 04:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 『し』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月22日

「蕎麦ときしめん」清水義範

Cimg1900

清水義範といえばパスティーシュ小説の作家として知られていますね。

パスティーシュとはフランス語で模範作品という意味だとか。

例えば表題作の「蕎麦ときしめん」。

主人公が名古屋人について書かれた論文を紹介するという内容です。

要は論文形式の小説ですね。

馬鹿馬鹿しいことを真面目くさって書くという手法自体は別に目新しいものではありません。

その他、司馬遼太郎を模範した「商道をゆく」や「猿蟹の賦」、阿佐田哲也を模範した「三人の雀鬼」など。

どれもいまいちなんですよねぇ。

突き抜けた面白さはありません。

そしてパスティーシュというような馴染みのない言葉を使われなくてもと思います。

パロディでいいではないですか。

私はそちらのほうがしっくりきますけどね。

でもパロディというほど毒はない。

そしてどのようなオチが用意されているのかと思っていたらあっけなく終わる。

それらが私には物足りませんでした。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 04:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 『し』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする