2012年03月14日

「編集狂時代」松田哲夫

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漫画誌「ガロ」と出会って編集の世界に足を踏み入れることになった印刷物マニアの著者。

筑摩書房に入社することになります。

いろんな気になる書き手とコンタクトを取り、本を作っていきます。

雑誌を創刊してこけたりの失敗もありますが、「ちくま文庫」などを手掛けて名物編集者に。

そんな編集者としての半生が書かれています。

恥ずかしながらこの本を読むまではお名前を存じ上げていなかったのですが、「王様のブランチ」という番組で読書コーナーを担当されていたのですね。

この番組なら観たことはないですが噂は聞いた(読んだ)ことがあります。

そういえばと思い当たり山積みになっている積ん読状態の本の山を見てみますと、すでにこの著者の本は購入済み。

『「王様のブランチ」のブックガイド200』という本です。

やはり知らずとも気になる本はちゃっかり購入しているようで。(笑)

またこちらも近々読むとしましょう。

さて、本書。

オタクだった少年時代から編集者として現在の地位を築かれるまでが書かれているわけですが、単なる出版社社員としての経歴だけではないんですね。

というか、出版社社員でありながら全然関係のないことをやっておられる。(笑)

例えば野坂昭如氏の選挙活動のスタッフとか。

赤瀬川原平氏や南伸坊氏らと発足された「路上観察学会」とか。

そのような活動が経歴に面白みを添えています。

そんな著者も現在(この本が出た時点)では筑摩書房の専務取締役だとか。

別会社の社長もやっておられるようです。

著者の半生記ではありますが出版界のいろいろな事情もわかり、この業界に興味ある人にとってはなかなか貴重な一冊ではないでしょうか。

ラベル:本・書店
posted by たろちゃん at 04:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 『ま』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする