2012年04月11日

「息がとまるほど」唯川恵

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八つの短編が収められています。

もちろん主人公はすべて女性。

最初の「無邪気な悪魔」はオフィス用品を扱う会社に入社してから5年目のOLが主人公。

50代の上司と不倫しています。

そして同僚の男性とも付き合っています。

先のない不倫よりもプロポーズしてくれた同僚を選ぼうと決意し、上司といつものバーで最後のデートをするのですが。

それを後輩の女子に目撃されます。

取りあえずは上手くその場をしのいだつもりですが、会社で言いふらされるのではないかと気が気ではありません。

やがてその後輩が結婚することになり、主人公や不倫相手の上司、付き合っている同僚なども披露宴に招待されます。

そこで後輩がとんでもないスピーチをします。

あるバーにて「思いがけないカップルを見てしまいました」。

焦りまくる主人公と上司。

彼女たちがとったリアクション、そしてスピーチの内容とは・・・・。

最後にちょっとひとひねりありまして、それがまたピリッと辛いといいますか、ドツボといいますか。

その他「雨に惑う」なんかも女性のプライドや嫉妬といいますか男性にはないようなドロドロ感が描かれていて、女性という生き物の気持ち悪さがありました。

こういう嫉妬とか優越感、プライド、打算といったものを扱う場合、やはり男性よりも女性ですね。

作者にしても作中人物にしても。

もちろん現実においても。(笑)

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 04:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 『ゆ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする