飲食店を評価するライターはたくさんいますけども、どうもいいことしか書かない人が多い。
そのいいことというのもまるで店の回し者かという内容だったりします。
ほとんど宣伝マンのようなものですね。
店や飲食業界と癒着してメシを食っているライターが多いということです。
そんな人たちの情報を真に受けて店に行くとえらい目にあったりします。
著者はそのような現状に憤慨し、あくまで一般客としての立場で飲食店を覆面評価しようとデビュー。
なかなか辛口で痛快な評価をしておられます。
それゆえに敵も多いわけですが。(笑)
しかし書いておられることは真っ当です。
なので痛いところを突かれた業界の人たちは目の敵にするわけですね。
また素人からの反発も多々あるようです。
物言いが偉そうに感じるのでしょうか。
「おまえごときがなにを」といったところでしょう。
一種の近親憎悪ですかね。
もちろん的外れな評価もあるでしょうし、好みの違いや見解の違いというのもありましょう。
お気に入りの店を批判されたらいい気持ちはしないでしょうし。
私は「もっとやれやれ!」なんて楽しみながら氏の言動を見ていますけども。
某料理評論家と店の癒着批判や、某料理学校家元の経歴詐称問題、某女性フードライターの訪問件数自慢などへの噛みつきはなかなか楽しいものがありました。(笑)
ま、そんなことでいちいち大騒ぎしなくてもな感はありますが、こういう人もいなくてはだめでしょう。
ラベル:グルメ本