書評集プラス文章についての指南の2章が収められています。
書評集といいましても「20代に読みたい名作」として女性誌に連載された読書指南ですね。
いろんな小説についてご意見を述べられているわけですが、ところどころに感じたのはやはり「林真理子」だなと。
なんといいますか、この人の嫉妬深い嫌味な部分が滲み出ているのですね。
そして成り上がりの優越感。
このあたりは隠しようがないのでしょう。
ご本人も隠そうとはしていらっしゃらないと思いますが(?)。
しかし私はそれを批判しているのではありません。
それこそが林真理子なのですから。
この本とは関係ないですけども、横山秀夫氏の直木賞候補作についての林氏のコメントなど物議を醸しました。
やはりなにかこう噛み付かずには気が済まない人なんでしょう。
しかしこの本に書かれている読書指南や文章指南につきましてはさすがに鋭い感性をお持ちだと思います。
だからこその現在の作家としての地位でしょうし。
参考にさせていただきまして、紹介されている本を読んでみたいと思います。
ラベル:書評・作家