2012年07月18日

「ぶっかけ飯の快感」小泉武夫

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ぶっかけ飯。

説明は不要でしょう、どんぶりめしに具材をぶっかけて食べるわけです。

しかしそこは味覚人飛行物体こと小泉センセイ、単純にかつ丼や天丼を紹介しておられるわけではありません。

センセイ曰く「BCD級グルメ」を紹介しておられるのです。

最初に紹介されるのがサバの水煮缶を使った丼です。

そのまま紹介しましょう。

『丼に熱いごはんを盛り、腹もを全部載せ、さらに缶に残った水煮汁をガバッと全部ぶっかけます。醤油をさっとかけ、一度ざっとかき回し、ガツガツと胃袋に送り込む。すると、ご飯の旨みと甘みに、サバ水煮缶の腹もから来る脂肪のコクと濃厚な味が重なり、そこに水煮の汁から来るサバ缶特有の甘い感じの生臭いにおいと、醤油のにおい、そしてご飯の快香が複雑に交錯して、あっという間に丼の中はすっからかん』

いやあたまりませんね。

私もさば水煮缶は大好きでして、これは素晴らしい食品だと思っています。

これをごはんにぶっかけて醤油でなんて。

そりゃさぞかし美味しいでしょう。

ちなみに文中の「腹も」というのは腹の白い脂身の部分。

それだけを取り出して丼に使うわけですが、1缶にそんなに量があるかなぁと思います。

まあ2缶使ってもいいわけですけど。

でも別に腹身だけにこだわらず全て使えば1缶でじゅうぶん丼1杯の具になります。

とまあそんな調子で、ひたすら「BCD級グルメ」を紹介しておられます。

食通を自認する人からすれば苦笑ものかもしれません。

でも私は大いに支持しますね。

流行店の追っかけはもういい。

こんな店でこんなの食べました自慢もうんざり。

そんなことよりもこういうのに喜びを発見したい。

なにより単純にこういうのが美味しいと思う自分がいませんか?(笑)

ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 04:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 『こ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする