2012年07月22日

「眠れるラプンツェル」山本文緒

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主人公はマンションに住む結婚して6年目の28歳専業主婦。

毎日が暇です。

CMディレクターの夫は仕事に忙しくほとんど家に帰ってきません。

同じマンションの主婦たちとは付かず離れずの付き合い。

そんなある日、夫がいきなり持ち帰ってきた猫と暮らすことになります。

マンションはペット禁止。

近所の目を気にしながら生活する毎日です。

そのような日々の中、主人公は隣の中学1年生の男の子に恋をしてしまいます・・・・。

読み終えまして、いったいこの小説はなんなのかと。

なんといいますか書きたい方向はわかるのです。

でもなんだかぎこちなく感じるのですね。

それは私がこの作品に合わないせいかもしれません。

作者はこれを書き終えて、はたして手応えを感じられたのか。

28歳の主婦が13歳の男の子に恋をする。

そしてセックスまでしてしまう。

酔った勢いとはいえその父親ともやっちゃってるんですよね。

絵空事とは思いながらも将来その少年と一緒になって子供まで欲しいと思ってしまう。

暇すぎるという贅沢な悩み、夫には相手にされない不満。

そんな状況がこのような方向に向かわせたわけですが、しかしそれにしても。

作者の思惑はどうかわかりませんけども、ちょっと暴走し過ぎでは。

もう少し手綱をコントロールして書けなかったものかというのが感想です。

それなりに楽しくは読めましたけども、私はイタさを感じましたね。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 18:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 『や』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする