他の著作でもそうなのですが、この著者は交流ある作家のいろんなエピソードを本にしておられます。
もちろんこの作品もそんな一冊です。
出版は昭和60年。
なので作家といいましてもその年代に一線で活躍しておられた方々ということになりますが。
その中でもよく登場するのが吉行淳之介、色川武大(阿佐田哲也)、田中小実昌、半村良といったところ。
皆さんすでに亡くなっておられます。
そういう作家たちのエピソードは今となっては貴重な文壇資料ともいえるでしょう。
時代が違うとはいえ、やはり昔の作家というのはとても個性的だったようです。
ラベル:書評・作家