陽気なギャングたちが帰ってきました。
シリーズ第2弾です。
全部で4章ありますが、第一章はこれまた4つの章に分かれており、メンバー4人のひとりひとりをメインにした話です。
それぞれを読んだ時点では話につながりはありません。
しかしそれぞれの出来事がしっかりとあとでつながってくるのですね。
話のメインとしましては、成瀬の部下の婚約者が誘拐され、それを救い出そうというもの。
第一章が全体の約半分ほどを占めており、第二章からそちらの話に移行します。
ただ第一章とそれ以降の章のつながりがどうもぎこちない。
あとがきを読みましたら、もともと短編として書いたものをまとめて長編の第一章にしたとのこと。
なのでつながりにちょっと無理があるんですね。
そのせいかいつもほど一気呵成な流れは感じませんでした。
それでもじゅうぶん楽しめました。
やはり伊坂幸太郎はおもしろい。
ラベル:小説