2012年09月07日

「居酒屋かもめ唄」太田和彦

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いつもながら日本全国を飲み歩いておられる太田氏。

今回も北は北海道から南は九州まで。

時間的にも経済的にも仕事だからできることでありましょうが、なにより居酒屋に対する愛情がありませんとね。

このあたり太田氏は決して酒に溺れてはおられません。

ただ飲み歩いてあの土地行ったこの店入ったではないのです。

こんな酒飲んだぞーではないのです。

そんな飲み歩き自慢はネットに溢れるミーハー連中に任せておけばよろしい。

太田氏はさりげなく訪れた町に溶け込み、地元の人たちとコミュニケーションし、文化に触れ人情に触れ。

そのあたりをしっかりと文章で伝えておられます。

これが味わい深く、氏の著作の魅力といえます。

そして余所者としての自覚もお持ちなんですね。

このあたりの距離感に紳士を感じるのです。

店や地元の人々に対する敬意があります。

氏の著作は今まで何冊も読みましたが、本作がいちばん良く感じました。

ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 04:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 『お』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする