2012年10月20日

「寿司屋のかみさん うまいもの暦」佐川芳枝

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寿司屋のおかみさんによる食べ物エッセイ。

もう何冊くらい本を出しておられるんでしょうね。

この本は日記形式です。

6年分の日記の中から春夏秋冬のおいしい話を選んでまとめたとのこと。

お客さんのエピソードや旬の寿司ネタ、普段の食事など面白く美味しい話が詰まっています。

まだ未読の作品も何冊かありますので、これからもぼちぼちと読んでいきたいと思います。

ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 04:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 『さ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月18日

「言葉のレッスン」柳美里

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エッセイ集です。

いろんな書物のフレーズを取り上げ、それをテーマにして書いておられます。

柳氏のエッセイを読んでよく思うのは、フィクションなのかノンフィクションなのかということ。

読んでいて短編小説的な雰囲気を感じるのです。

終り方にそう感じるのかな。

別にどちらでもいいんですけどね。(笑)

なぜ私は柳美里に惹かれるのだろうと思うのですが、やはりその真摯な姿勢ですかね。

真摯というのはちょっと違うか。

孤高な雰囲気がありますし、無頼派な印象もあります。

言動に関しましてもいろいろと話題になっておられますしね。

このエッセイ集を読みましてもどこか黄昏たところがある。

うまく言えませんが、他の女性作家にはないそんなところに魅力を感じるのでしょう。

もちろん小説も鋭敏なその感性に刺激されます。

posted by たろちゃん at 04:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 『ゆ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月16日

「うつうつひでお日記」吾妻ひでお

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「失踪日記」で一躍不死鳥のように蘇った(笑)吾妻ひでお氏。

アル中になり失踪し、病院にほうり込まれ、そんな浮浪者生活&アル中病棟での闘病記を描いたのが「失踪日記」でしたが、これはその後の生活を描いておられます。

毎日の食生活やら読んだ本なども細かく記載されており、なかなか興味深い。

仕事がないとかなんとかいいつつも続いていますよねぇ、吾妻氏。

自費出版をコミケで売ったりもしていたようですが。

吾妻ひでおほどの漫画家がそんなことまでするかと思いますが、まあこの世界もなかなかシビアなものです。

でもいまだに根強いファンが大勢居ますし、なんといっても絵柄がぜんぜん古臭くないんですよね。

相変わらず女の子のキャラはかわいいですし、制服姿の女子高生なんか描かせたらまさにリアルタイムです。

普通の漫画作品よりもむしろこちらの日記系作品のほうが目が離せなかったりして。(笑)

posted by たろちゃん at 03:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 『あ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月14日

「アミダサマ」沼田まほかる

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冷蔵庫に閉じ込められ産廃処理場に捨てられた少女ミハル。

そんな少女が不思議な力で二人の人物を呼び寄せます。

ひとりは近くの寺の住職の筒井浄鑑。

もうひとりは会社員の工藤悠人。

なぜ二人は呼び寄せられたのか。

ミハルは浄鑑に引き取られ、浄鑑と彼の母である千賀子とに育てられることになります。

しかしミハルが訪れてから近辺にいろいろとよくない事件が起こり、やがて千賀子の精神も異変をきたし・・・・。

なんなんですかね、これ・・・・。(笑)

ホラーといいますかサスペンスといいますか。

それはいいんですけど。

まずいちばん最初の問題として、なぜ浄鑑と悠人が選ばれたのかというのがよくわからない。

悠人の血筋による能力も話を作るために取って付けたような設定。

そしてラストも。

人々が狂気に犯されていく過程もなんでそうなるの、って。

ラストありきでこしらえたレールを作者が周りを見ずに突っ走っている感じですね。

宗教観なんかが書かれ、作者はけっこう満足しているんじゃないかという気がしますけど。

でも読者(私)としては「お~い、乗せてくれぇ~」といったところです。

「九月が永遠に続けば」で注目された作家ですが、年齢や経歴による話題性が実力よりも先行し過ぎているんじゃないでしょうか。

今後この作者の作品は話題作でもないかぎりもういいですわ。

(でもすでに何冊か購入済みだったりする・・・・ああ・・・・)

ラベル:小説
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2012年10月12日

「食というレッスン」岸本葉子

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世の中、グルメを気取る人が溢れかえっています。

メニューにないものを注文するのが通と言わんばかりだったり。

ガイドブックで紹介されているような有名店を否定し、知られざる店にこそ旨いものありと主張する人がいたり。

そんな風潮があったりする中、『初心者の私が、いきなりそこに参入するのは、違うだろうと。まずは基本に従って、誰もが知っている「あの店」で、メニューにあるものを、シェフのおすすめどおり、虚心に味わせていただくのが筋だろうと』と、初心者を自認する著者がいろんな店で食事をし、紹介しておられます。

なるほどどこも有名店ですね。

まず最初は銀座の「久兵衛」から始まりますし。

写真もふんだんに掲載されており、目でも楽しませてくれます。

でもなぁ、コンセプトはいいんですけど、結局はマスコミの取材だし・・・・。

ここにどうしてもジレンマが生じるんですよね。

ライターが取材として訪れている以上、やはり一般人が自腹で訪れるのとは違ってきます。

それはしょうがないとしまして、でもこの本ではあくまでも謙虚に料理や店の紹介をしておられます。

後半は訪れた店から得た素材や風土や仕事の内容について、おさらいのようなものでしょうか。

そして最後の「まとめ」によりますと、こうやって仕事であちこち食べ歩いたものの、普段は別にグルメな生活をしておられるわけではないようで。

料理は原則家で作っているそうですし、外食はたまーにとのこと。

なのでどこかほのぼのとした雰囲気も感じられる内容です。

ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 18:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 『き』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする