2012年10月02日

「〝全身漫画〟家」江川達也

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「BE FREE!」、「東京大学物語」、「まじかる☆タルるートくん」などのヒット作で知られる漫画家、江川達也氏。

そんな漫画家が創造の現場について語ったのがこの本です。

ちなみに著者は江川達也となっていますが、語りをまとめて文書にしたのは鈴木隆祐氏。

江川氏が漫画への思い、自作の意図、エピソード、読者の反響などについて語っておられます。

なるほど、すごく考えて漫画を描いておられます。

一般の読者は漫画家がそこまで考えて描いているなんて思ってもいないでしょうね。

たしかにすごいんですけども、やはり空回りしておられるんですね。

こんなこというと江川氏に「おまえもバカな読者か」と叱られそうですが。

(てか、こんなとこ江川氏が見るわけもないですが 笑)

例えば、氏は「ドラえもん」を批判しておられます。

なんでもかんでもドラえもんに頼っていてはのび太に成長がないと。

そしてタイムマシーンやどこでもドアがあれば、どんな犯罪も可能ではないかと。

こんな悪知恵を子供に読ませてなにが良書だと。

いや、ごもっとも。

おっしゃることはよくわかるのですが、でもそれってあげ足取りじゃないかと思ってしまいます。

子供は誰でもそういう憧れを持つものです。

でも現実はまったく違って冷たくシビアです。

だからこそ「あんなこといいな、できたらいいな」と面白く楽しく「ドラえもん」を読む(観る)んじゃないですかね。

実際アイテムの使われ方はたわいもない内容じゃないですか。(詳しくは知らないのですが)

じゃあそのアンチとして描かれた「まじかる☆タルるートくん」はどうだったか。

「ドラえもん」の足元にも及びませんでしたね。

売れればえらい売れなければだめというわけではありませんが、やはり「ドラえもん」は偉大です。

「まじかる☆タルるートくん」はドンキホーテでした。

それはそれとしまして、氏にはぜひ大人の漫画でガツンとかましていただきたいです。

ラベル:漫画本
posted by たろちゃん at 03:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 『え』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする