2012年10月22日

「僕はいかにして指揮者になったのか」佐渡裕

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佐渡裕。

指揮者です。

もしかしたら現在日本人でいちばん一般に馴染みのある指揮者かも。

もちろん小澤征爾なんていう大御所もいらっしゃいますけども、馴染みという点ではちょっと縁遠い。

佐渡氏の場合はもう10年以上毎年「サントリー1万人の第九」を指揮しておられますし、テレビ番組「題名のない音楽会」の司会も勤めておられます。

そして親しみのある関西弁のしゃべり。

まあこれは私が関西人だからそう思うのかもしれませんけども。

そんな佐渡氏がいかにして指揮者になったのかを書かれたのがこの本です。

ご本人はご自分のことを雑草だとおっしゃいます。

なるほど内容を読んでみますと音楽に関してエリートな出自ではないにもかかわらず、エリートを出し抜いての抜擢があったりするんですよね。

で、小澤征爾やバーンスタインに認められて師事。

今やベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の定期公演を振ったほどの指揮者ですが、今日(といってもこれは95年の出版ですが)に至るまでのエピソードが実に面白く書かれています。

一気に読んでしまいましたね。

毎年「佐渡裕ヤングピープルズコンサート」では、子供たちに音楽の楽しさ素晴らしさを伝えようと活動しておられます。

私も楽しみにしていますが、これが実に素晴らしい。

開演前のロビーでは楽器に触れさせてくださいます。

コンサートのラストでは、観客が持参した楽器を手にしてステージに上がらせてもらえるんです。

そしてオーケストラ(シエナ・ウインド・オーケストラ)との共演。

氏を批判する人もいますが、私は若い世代にクラシック音楽の楽しさを伝える第一人者だと思っています。

ラベル:エッセイ
posted by たろちゃん at 04:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 『さ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする