81年から82年にかけて「バラエティ」という月刊誌に連載されていたエッセイをまとめたものです。
そういえばそんな雑誌ありましたね、角川書店から。
久住昌之氏の著作ということで期待して読んでみたのですが。
とんでもないクソ本でありました。(笑)
当時の風俗を取り上げ、その揚げ足を取って笑いを取るというスタンスなのですが、今から読むとそんなことをしていること自体が恥ずかしい。
当時としては上から目線でそれらを小バカにし面白がっていたものの、今となっては目くそ鼻くそを笑うです。
なので笑うに笑えないんですね。
ネタ自体も面白くありませんし。
売れないお笑い芸人の空回りな芸を見せられているようでいたたまれません。
でも食べ物をネタにしているのはやはりそれなりに面白かったです。
これは現在にも続いている著者の芸ですもんね。
まあ買う値打ちのない本です。(笑)
ラベル:エッセイ