主人公である女子中学生のもとにやってきた大学院の家庭教師。
表情のない無口な青年です。
自分の意思がないようなそんな家庭教師を主人公は「ゲームしようよ」と支配下に置き、性的な時間を共有します。
主人公は家庭教師に自分の乳房を口に含ませ・・・・。
閉ざされた空間で無抵抗な相手を思い通りにする。
ちょっと危ないですね。(笑)
エロい設定ではありますが、なんだか無機質なものを感じさせます。
乳房を与えるということで母性というものを感じたりもしますが。
なんにせよ二人のあいだには愛情というものはありません。
まったくのゲームであり、家庭教師の心理が一切描かれていないのもまたトーンを無機質なものにしています。
そして主人公にはどこか女性であることを汚らわしく思っているようなところがありますね。
少女から大人になり始める時期の微妙な戸惑い、といったところなんでしょうか。
いちど読んだだけではちょっと理解するのは難しい作品ですね。
ラベル:小説