2012年12月09日

「ありのすさび」佐藤正午

Cimg2066

エッセイ集です。

さて「ありのすさび」とはなんなのか。

作者によると、「あるにまかせて特に気にせずにいること。生きているのに慣れて、なおざりにすること(広辞苑)」だそうです。

当時の自分の境遇にふさわしいとタイトルにされたようですね。

内容なんですけども、やはりいかにも佐藤正午です。

エッセイなんですけども小説の雰囲気がそのまんま。

やはり氏の小説の主人公はすべてご本人なんでしょう。(笑)

なんて思わせるくらい、イメージが小説の主人公と一致しているのですね。

なので短編集を読んだ気分にもなれます。

しかし佐藤正午という作家、実力がありながらこれほど文学賞に縁のない作家も珍しい。

なんでなんですか?

これほどの作家が芥川賞や直木賞にかすってもいない。

他の文学賞にしても然りです。

これちょっとおかしいでしょ。

今やベテランの域に差し掛かっておられる作家です。

文壇はなんらかの賞で実績を評価してほしいものです。

ラベル:エッセイ
posted by たろちゃん at 04:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 『さ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする