2012年12月11日

「淫らな罰」岩井志麻子

Cimg2076

短編集です。

表題作は女性作家が主人公。

テレビのコメンテーターをしたり、作者を思わせる設定です。

そんな主人公月島美百合はネットでの誹謗中傷に悩まされています。

文体からしてどうやら同業者のようなのですが。

見た目がキモく落ち目の作家晴海鷹夫。

ネットだけにとどまらず、ついに晴海は美百合を拉致監禁します・・・・。

う~ん、ネットでのストーカー的な誹謗中傷。

それがやがて現実にまで及んでという設定はいまや平凡でしょう。

そこに南国のイメージを絡ませているのですが、これがよくわからないし意味があるのかなと。

5編収録されていますが、いちばんよかったのは「隣の花は黒い」ですかね。

他人の悪口を言ってみんなに受けるのが生きがいのような主人公。

しかしそれがじわじわと自分の首を絞めることになっていくのです。

これもラストがねぇ・・・・。

そんな設定にしなくてもいいのに。

なんだかどれも余計な味付けをして失敗している気がします。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 03:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 『い』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする