2013年02月17日

「迷惑なんだけど?」カール・ハイアセン

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シングルマザーのハニーが息子と夕食していると電話がかかってきます。

出てみるとボイドというセールスマンからの迷惑電話。

不機嫌になったハニーが諭してやると返ってきた言葉が「ふざけるな、この腐れマンコ!」(笑)

ぶち切れたハニーはボイドの所在を突き止め、復讐するために旅行プレゼントと騙して孤島に誘い出します。

罠とも知らずにのこのこと愛人を連れてやってきたボイド。

一方、セミノール族のサミーは自分の船に乗せた白人の男が心臓発作で急死したため、その死体を川に捨てます。

逃亡の途中で女子大生と知り合い、行動を共にすることになるのですが。

そんなサミーたちがハニーらと関わることになり、ボイドの妻が雇った私立探偵やら、ハニーにセクハラした魚屋やら、ハニーの元旦那や息子やらが入り乱れて話は思わぬ方向に・・・・。

私はあまり海外小説は好きではないのですが、この作者の前作である「復讐はお好き?」がなかなか面白かったので今度のはどうかなと読んでみました。

残念ながら前作ほどのレベルではありませんでした。

相変わらず男(ボイド)の間抜けっぷりはいいですね。

こういうキャラが実に上手い。

ストーリーはいろんな登場人物が出てきたぶん厚みよりも散漫な印象があります。

サミーのエピソードはいらない気もしましたけどね。

そのおかげでドタバタ度は増すわけですが。

ドタバタしたわりにはちょっとノリきれませんでした。

ラベル:海外小説
posted by たろちゃん at 01:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 『か』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月15日

「涼宮ハルヒの憂鬱」谷川流

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高校生活最初の日、主人公のキョンは同じクラスでとんでもない少女に出会います。

「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」

と自己紹介した涼宮ハルヒです。

誰もが関わりにならない変わり者のハルヒになぜかキョンは仲間に巻きこまれ、文芸部の部室を乗っ取った『SOS団』のメンバーにさせられます。

他にも無理やり部員にさせられた長門有希、朝比奈みくる、古泉一樹。

ハルヒを中心に日常がどんどん非日常になっていき、えらいことに・・・・。

今さらながらですが読んでみました「涼宮ハルヒ」シリーズ。

いわずと知れたライトノベルの大ベストセラーです。

ラノベには興味なく偏見を持っていたりもしたのですが、いやいや、これ面白いじゃないですか。

ハルヒを初めとしてキャラがそれぞれいいですね。

キョンという男子生徒の視点で語られる一人称ですが、このキョンも本名は出てこず最後までキョンのまま。(笑)

語り口が切れよく楽しめます。

シリーズを追っかけてみようと思うのですが、現在第10弾まで出ているのですか・・・・。

えらいのに手を出してしまった。(笑)

ラベル:小説
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2013年02月13日

「ナース裏物語 白衣の天使たちのホンネ」中野有紀子

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現役のナースが書いた病院の裏話。

といってもこの業界を告発するといった大層な内容ではありません。

ナースの仕事というのはどんなものなのか、というのがご自身の経験により面白く書かれています。

もちろん仕事の内容紹介だけではなく、医師や患者からのセクハラってどうなのよとか、恋愛関係になることなんてあるのかとか。

まあそんな私のような俗物が思う下世話な話題にも触れておられます。(笑)

そしてとんでもない医師の実態や、いい病院、悪い病院の見分け方など。

しかし何より伝わるのは、著者は心からこのお仕事を愛しておられるということ。

私自身はいままで幸いにも入院の経験はないのですが、身内の入院は経験しています。

ナースの方々にはほんとに頭が下がる思いでした。

著者があとがきに書いておられますが、将来看護師を目指しておられる人がいれば、ぜひこの本を参考にしてほしいとのこと。

たしかに。

けっして甘い仕事ではありませんが、かといって世間で思われているような3Kな仕事でもないというのが見えてきます。

ラベル:エッセイ
posted by たろちゃん at 04:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 『な』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月11日

「地球怪食紀行 「鋼の胃袋」世界を飛ぶ」小泉武夫

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タイトルからもわかりますように、小泉センセイ世界中を食べ歩いておられます。

しかしもちろんガイドブックで紹介されているような飲食店などではなく、まさに現地の味を満喫しておられます。

当然のことながら普通の人なら敬遠するような料理が多数。(笑)

スウェーデンのシュールストレンミングであったり、韓国のホンオ・フェであったり。

ラオスでは天井に這っているヤモリを串揚げにして食べたりもしておられます。

中国では竹虫などという虫を食べておられますね。

その他まあなんともワイルドな食のオンパレード。

私も機会があれば一度食べてみたいとは思いますが、実物を目の前に出されると、はて・・・・。(笑)

ラベル:グルメ本
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2013年02月09日

「格闘する者に○」三浦しをん

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就職活動をする女子大生可奈子。

就職問題だけではなく、家の跡継ぎの問題、老人の書道家との恋愛関係にも忙しい。

漫画が好きなので出版社に就職できればと思い面接を受けるのですが、これがろくでもない。

あっちもこっちも行き詰まり、さてどうしたものかと・・・・。

直木賞作家であり今や人気作家である作者のデビュー作です。

女子大生の就職、恋愛、家庭事情など、いろんな要素を盛り込んだ物語です。

就職活動の話などK談社とか集A社なんて社名が出てきて、なかなかにリアル。

K談社の面接の描写なんてもちろんフィクションでしょうが(?)、いいんですかね、これ。(笑)

タイトルもどういう意味だろうと思っていましたら、K談社の面接のエピソードからきています。

強烈な皮肉ですね。

でもそれだけで付けたタイトルではなく、たぶん主人公が周りのいろんな問題に立ち向かっていく姿を重ねてのことでしょう。

そう思いたい。(笑)

しかしデビュー作にして達者ですね。

文才をひしひしと感じます。

リアルタイムでこれを読んでいたら、センスある新人が出てきたなぁと思ったでしょうね。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 04:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 『み』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする