シングルマザーのハニーが息子と夕食していると電話がかかってきます。
出てみるとボイドというセールスマンからの迷惑電話。
不機嫌になったハニーが諭してやると返ってきた言葉が「ふざけるな、この腐れマンコ!」(笑)
ぶち切れたハニーはボイドの所在を突き止め、復讐するために旅行プレゼントと騙して孤島に誘い出します。
罠とも知らずにのこのこと愛人を連れてやってきたボイド。
一方、セミノール族のサミーは自分の船に乗せた白人の男が心臓発作で急死したため、その死体を川に捨てます。
逃亡の途中で女子大生と知り合い、行動を共にすることになるのですが。
そんなサミーたちがハニーらと関わることになり、ボイドの妻が雇った私立探偵やら、ハニーにセクハラした魚屋やら、ハニーの元旦那や息子やらが入り乱れて話は思わぬ方向に・・・・。
私はあまり海外小説は好きではないのですが、この作者の前作である「復讐はお好き?」がなかなか面白かったので今度のはどうかなと読んでみました。
残念ながら前作ほどのレベルではありませんでした。
相変わらず男(ボイド)の間抜けっぷりはいいですね。
こういうキャラが実に上手い。
ストーリーはいろんな登場人物が出てきたぶん厚みよりも散漫な印象があります。
サミーのエピソードはいらない気もしましたけどね。
そのおかげでドタバタ度は増すわけですが。
ドタバタしたわりにはちょっとノリきれませんでした。
ラベル:海外小説