「男のだいどこ」で素晴らしい食へのこだわりを披露された著者。
食エッセイ第2弾です。
とにかく料理や食べることがお好きで、仕事で地方に出かけても観光名所なんて興味なし。(?)
まずは市場です。
仕事で出かけているのに魅力的な食材を見つけたら氷やクーラーボックスまで手配しての購入。
凄まじい執念であります。
でもわかるんですよねぇ。
市場はほんとに楽しい。
ましてや地方の魅力的でしかも安い食材ときたら。
食いしんぼうとしてとはいてもたってもいられませんよね。
食べる立場よりも著者は自ら料理されますので、まずは料理人として浮き足立ってしまうのでしょう。
氏のエッセイはいいですね。
あの店この店の食べ歩き自慢ではなく、ほんとに食べることを愛しておられる。
読んでいてうなずくこと多数です。
文体がまた個性的で。
私は食に興味がありいろんな食エッセイを読んでいますけども、荻昌弘氏のエッセイは格別ですね。
実に味わい深いと思います。
ラベル:グルメ本