2013年05月27日

「ウエンカムイの爪」熊谷達也

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写真家の吉本は北海道で撮影していたときにヒグマに襲われます。

もうだめだと覚悟したとき一人の女性が現れ、不思議な能力でヒグマを操り吉本を救います。

その後吉本は雑誌の依頼でヒグマを捕獲して研究している大学のグループを取材することになり、そこであの時の女性と再会することになります。

女性の不思議な能力の正体はなんなのか、そして取材で吉本は何を見たのか・・・・。

作者のデビュー作です。

以前に「邂逅の森」という山本賞・直木賞をダブル受賞した力作を先に読んだせいか、ちょっと物足りなく感じてしまいました。

でもそれは順序が逆なので言いがかりですよね。(笑)

これがあの傑作に繋がっていくのだと考えると、なるほどと思えます。

作者の経歴は存じませんが、熊の生態や猟については実にお詳しい。

なのでその知識が作品にリアリティを添えて厚みになっているのですね。

小説誌の新人賞受賞作としては佳作だと思います。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 16:49| Comment(0) | TrackBack(1) | 『く』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする