2013年06月04日

「鴨川ホルモー」万城目学

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「ホルモー」とはなんぞや?

ひとくちで言うと競技の名称です。

ではどのような競技かといいますと・・・・。

これは京都を舞台にした物語です。

京大生の安倍は葵祭りのあと上賀茂神社を歩いていますと、サークルの新入生勧誘のビラを渡されます。

京大青竜会というなんやらよくわからないサークルです。

とりあえずコンパに顔を出した安倍は、そこで早良京子という鼻の形のいい女性に一目惚れ。

京子に逢えるのを目当てに京大青竜会に入会するわけですが。

実は京大青竜会というのは『オニ』を操って他の大学と壮絶な争いをする競技のサークルだったのです・・・・。

う~ん、発想がすごいですね。

京大を始めとして、京産、立命館、龍谷という実在の大学の配置を上手く生かし、京都という土地柄もばっちりと見事に壮大な与太話をでっち上げました。(笑)

順序が逆になりましたけども、この作者の作品は先に「プリンセス・トヨトミ」を読んだのですが、これもまたスケールの大きな与太話でしたね。

でもなんだか庶民的だったりするんです。

あ、与太話なんて表現していますけど、これはもちろん褒め言葉として使用しています。

いやあ、作者のセンスに脱帽です。

本書は青春小説(もちろんエピソードとして恋愛は欠かせません)であり、SF小説であり、そしてなによりエンターテイメントな小説です。

楽しめました。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 04:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 『ま』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする