2013年09月12日

「奴の小万と呼ばれた女」松井今朝子

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お雪は大阪の薬種屋と炭屋を商う豪商の娘です。

場所は今でいう島之内あたり。

幼いころから体が大きく、柔を習うなど気性も荒い。

男相手に大立ち回りを演じるなど界隈では有名人となり、道頓堀の芝居小屋では人形芝居にもなって上演されるほど。

そんな豪快な女侠客の生涯を描きます・・・・。

どうやら実在した人物のようですね。

私は無知なものでまったく知らなかったのですが。

この時代にこんな型破りな女性がいたのかと驚きます。

今でこそ女性の言動に縛りはありませんけども、この当時で現代の女性ほどの言動をしていた奴の小万ことお雪は相当な人物ですね。

実に痛快です。

ですがやはり女性ならではのハンデを思い知らされたりもします。

このような人物をモチーフにし、その人物像を深く掘り下げ読み応えじゅうぶんな作品に仕上げた作者の力量が素晴らしい。

堪能しました。

ラベル:時代小説
posted by たろちゃん at 06:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 『ま』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする