2013年09月20日

「トッカン 特別国税徴収官」高殿円

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悪質な税金滞納者の事案を扱う特別国税徴収官。

略してトッカン。

25歳のぐー子こと鈴宮深樹はそんなトッカン付きの新米徴収官です。

鬼上司の鏡特官の下で滞納者の取り立てに奔走する毎日ですが・・・・。

面白いモチーフを取り上げられましたね。

映画では「マルサの女」なんてありましたけども。

まあいわゆる『ギョーカイもの』なわけですが、このようなジャンルで必要なのは当然その業界の知識です。

でもそれだけでは面白くありません。

裏話といいますか、業界の人しか知らないようなエピソードがありませんと。

この作品ではそのあたりはさほどディープではないように思います。

脱税の抜け道をめぐっての攻防というよりは、むしろ人情話ですね。

そして主人公の成長物語。

一般市民の感覚による公務員に対しての批判もけっこう出てきますので、公務員の方々は耳が痛いのではないでしょうか。(笑)

作者の本音もありましょうし、ストーリーの味を深くするスパイスでもあるのですが。

なかなか楽しめました。

すでに続編も出ていますので、ぜひ読んでみたいと思います。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 10:43| Comment(1) | TrackBack(0) | 『た』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする