2013年10月10日

「理由」宮部みゆき

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高級高層マンションで殺人事件が起きます。

部屋には中年の男女と老女。

そしてその部屋から転落したと思われる若い男。

最初は当然その部屋に住む家族だと思われたのですが、実はまったく住人とは無関係な人たちでした。

ではその部屋に住んでいた家族はどこに行ったのか。

なぜ無関係な人たちがそこにいたのか。

その人たちはなぜ殺され、犯人はいったい誰なのか・・・・。

以前に読みました「火車」ではカードローンによる自己破産を扱っていましたが、この作品では住宅の購入という問題を扱っています。

クレジットカードにしろ住宅にしろ、かなり身近でリアルなテーマです。

この作品ではそんな内容をルポタージュといいますか、ドキュメンタリー番組のような手法で読ませます。

非常に込み入った内容を事件の経過と関係者の証言で追っていくのですが、じわじわと真実が明らかにされていく過程の読み応えといったら。

社会的なテーマを扱いつつ見事にエンターテイメントな読み物になっていますね。

700ページ近いボリュームにどっぷりと浸りました。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 10:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 『み』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする