2013年11月04日

「るり姉」椰月美智子

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高校1年のさつき、中学3年のみやこ、小学6年のみのりの3姉妹が“るり姉”と呼んで慕うのは、母親の妹である叔母です。

無邪気で快活なるり姉のことがみんな大好き。

しかしそんなるり姉がある日入院することになります。

母に具合を訊いても要領を得ない答えです。

夫である“カイカイ”も元気がありません。

日に日に体が衰えていくるり姉。

もしかして最悪のことになるのかも。

さつきやみやこは不安になり、いてもたってもいられなくなります・・・・。

章ごとに視点を変えての構成です。

一貫性はないものの、いろんな主観で書かれるのでそれぞれの人物の内面がよくわかるんですね。

そんなそれぞれの立場を書きながらるり姉の魅力が語られていきます。

るり姉自身の視点がないのがかえって効果的。

彼女の視点からの1人称でもひとつの面白い作品が書けそうですね。

なんというかちょっとノスタルジックで甘酸っぱくも爽やかな印象がありますが、でも内容はこれといったこともなく。

地味なんだけどほのぼのするような読み心地でした。

裏表紙には『ラストの静かな感動が胸いっぱいに広がる』とありますが、感動しますかね・・・・。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 01:31| Comment(1) | TrackBack(0) | 『や』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする