2013年11月06日

「オーパ! 旅の特別料理」谷口博之

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「オーパ!」で知られる文豪、そして食通でもある開高健

そんな“開高隊”の料理係を命じられた著者。

ちなみに著者は『大阪あべの辻調理師専門学校』の日本料理教授です。

開高氏と校長の辻静雄氏は懇意の仲。

そんな関係で著者に白羽の矢が立ったわけです。

著者は隊員の食事を賄うべく、大量の調理道具を抱え旅に同行します・・・・。

当時はまだ20代だった著者の悪戦苦闘ぶりが初々しい。(笑)

そりゃもういろんな釣った魚を料理するわけですから。

1メートル70センチもあるオヒョウの姿作り100人前なんて笑ってしまいますね。

ゲストハウスのドアをまな板にして捌いたとか。

そんな面白く大変なエピソードが多数。

しかし読んでいて思ったのは著者の開高氏に対する親愛の情です。

「先生」と慕うその言動からは、開高氏の人柄を偲ぶことができます。

アウトドアなエッセイでありグルメ紀行であり開高健という作家の言動を記録したドキュメンタリーでもあり。

楽しめた一冊でした。

ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 02:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 『た』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする