小泉氏にしては珍しい(?)ごく普通の食材紹介。
と思いきや、さすがにそんな単純な内容ではありませんでした。
著者は相当な著作を出版しておられますが、これはかなり初期の本です。
そのせいか過激さはほとんどありませんが、さすがに突っ込みは深い。
面白いのは東西の食材(料理)を比較するという内容。
例えば東が寄せ鍋なら西はブイヤベースだったり。
みそ汁にはポタージュスープ。
松茸にはマッシュルーム。
お好み焼きにはピッツァパイ。
せんべいにはクラッカーとビスケット。
日本酒にはワインといった具合。
東西の食文化の違いや共通点がわかってとても面白い。
食についての雑学を楽しく吸収できる一冊です。
ラベル:グルメ本