2013年12月03日

「長生き競争!」黒野伸一

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主人公の白石聡は76歳。

何十年も離れていた地元に帰ってきます。

それがきっかけで小学生時代の同級生たち5人とよりが戻り、定期的に行われている飲み会に顔を出すことになります。

そこで提案されたのが「長生き競争」。

健康に留意し、誰がいちばん長生きするか賭けようじゃないかと。

男5人女1人のそんな賭けがスタートします。

そこに20歳のエリという聡の家に転がり込んできた居候の女も加わって・・・・。

老いだの高齢化だのといったテーマを扱っているのですが、ユーモアのある優しい切り口です。

ですがやはり死を扱っているということでシビアでもあります。

平均寿命を迎える歳になり、メンバーにはどのような変化が訪れるのか。

それは決して小説の中だけではなく当たり前に有り得る現実として読者に突きつけられます。

じゃあ年寄りではない20歳のエリは・・・・?

死を目前とした人物たちのさまざまな生活や思いが描かれています。

なんたら殺人事件といったような小説ばかり読んでいる人にぜひ読んで欲しい作品です。

「人が殺される話ってそんなに楽しい?」

つねに私が思っていることです。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 04:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 『く』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする