2013年12月23日

「吉本興業女マネージャー奮戦記「そんなアホな!」」大谷由里子

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女子大生の就職戦線がどしゃぶりだった時代。

著者は26社を受けてかすりもせず。

ウケ狙いで受けた吉本興業になぜか採用されたのでした。

サブロー・シローやのりお・よしおのマネージャーを経験し、やがて横山やすしの担当もすることになるのですが・・・・。

この本を書かれた時点ではすでに著者は吉本興業を退社され、独立して自身の会社を立ち上げておられます。

そんな著者が吉本興業時代を振り返った奮戦記です。

これを読んだ限りでは当時の著者はただのバカ女です。

典型的な勘違い女ですね。

担当する芸人が売れてくると当然周りの人たちはマネージャーをちやほやするようになってきます。

それを自分の実力と勘違いしたり。

そんないろんなエピソードを振り返って書いているこの時点(1994年)でもまだやはりイタさはあります。

イタさを曝け出して悦に入ってるイタさという二重構造。

でもまあそれがこの著者のキャラなのでしょう。

若かりし頃の自分を客観的に見て反省する成長ぶりはさすがにありますが。

しかし大変な仕事だとは思います。

あの横山やすしのマネージャーですからねぇ。

そんな苦労話の中から横山やすしという芸人や他の芸人の素顔が見えたりもして、この著者の魅力もじわじわと滲み出てきて。

いろんな困難にもくじけず前向きに立ち向かうポジティブさは天晴れです。

本として出版するにはちょっと無邪気な印象ではありますが、これはこれで貴重な業界体験話だと思います。

ラベル:エッセイ
posted by たろちゃん at 02:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 『お』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする