「TVチャンピオン」のラーメン選手権で第3回、第4回と優勝した著者。
そしてラーメン評論家となり、いまやラーメン評論の第一人者といえます。
本書では著者がラーメンに興味を持ち始めたいきさつから始まり、ラーメンがどのように進化してきたか、そしてご当地ラーメンの紹介やらラーメンの常識・非常識についてなどが書かれています。
堅苦しさはなく非常に丁寧で論理的なわかりやすい文章です。
ラーメンというとやはりB級グルメというイメージがありますが、著者は必ずしもそうではないと力説されます。
手間をかけたラーメン屋もあれば手を抜いたレストランもあると。
ラーメンマニアな人たちは他の料理を知らずラーメンだけに特化して語っている場合が多いのですが、著者は他のジャンルの料理もよく研究しておられるようです。
なのでラーメンについての知識は深いながらもオタクな雰囲気がないんですね。
そのあたりもこの本が読みやすい理由のひとつかと思います。
ラベル:グルメ本