2014年01月22日

「王様は裸だと言った子供はその後どうなったか」森達也

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世界中で知られている物語を著者がパロディーにして現代社会の風刺とした物語15話。

表題作の「裸の王様」を始めとして、「桃太郎」や「泣いた赤鬼」といった日本の話、「赤ずきんちゃん」、「みにくいあひるのこ」といったグリムやアンデルセンの話もあります。

それぞれの話を紹介しつつ、途中で著者が話を現代風に改ざんして現代社会を皮肉っているのですが・・・・。

う~ん、試みは面白いと思うんですけどね。

でも私は著者(文中ではすべてご自身のことを作者と名乗っておられます。でもこれは“作者”というのとはちょっと違うんじゃないですかね。紹介している作品の作者とまぎらわしく混乱しました)の悪ノリが鼻につきました。

なにを狙ってんだか、という気がしまして。

パロディならパロディでそれぞれをベースにしたオリジナルな話を作ればいい。

物語を分析するならするで、いちびらずにしっかりと現代社会に照らし合わせればいい。

話のあげ足を取っていちびりながら著者の思想を介入させるというのがどうも馴染めませんでした。

posted by たろちゃん at 04:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 『も』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする