旅にはやはりグルメが付き物だと思うのですが、この著者は食べるのを目的としてひとり旅をされます。
それは必ずしも豪華な食事ではありません。
いちばん最初の章ではトルコライス。
これを目的に京都からわざわざ長崎へ。
数百円の料理のために交通費をいくらかけてんだか。(笑)
交通手段は夜行列車。
デバ地下で白ワインやら刺身盛り合わせやら焼き海苔やらを購入し、車内でなんと手巻き寿司。
ぬかりありませんなぁ。
徹底して食べることを楽しんでおられます。
次の章では金沢で寿司三昧と贅沢な旅でしたが。
ちょっとオヤジの愚痴的な文章が鼻についたりもしましたが、なかなか楽しく読めました。