女グセの悪い男と結婚してしまった著者。
しょっちゅうの浮気で5人目の愛人まで登場する始末。
とにかくこの夫は堂々と浮気の証拠を家に持ち帰ってきます。
愛人からもらったラブレターとか。
そして休日にデートに出かけるのもお気に入りのセクシーパンツを穿いていくというマヌケぶり。
馬鹿なのか天真爛漫なのか。
著者はさすがにそんな夫には耐え切れなくなるのですが、離婚して子供を2人抱えて生活していく自信がありません。
なによりもまだ夫を愛しているのです。
なんとか家庭を立て直そうと努力するのですが・・・・。
同性として夫の浮気癖はわかりますが(おいおい 笑)、しかしひどいですね。
それどころか、なんと著者は殺されかけたのです。
最近体の調子が悪いので、夫の会社の「奥様健康診断」というのを利用したところ、結果がなかなか届きません。
夫にその話をしたところ「大丈夫だったよ」という返事。
結果は自宅に郵送してもらうことになっていたのですが。
しばらくして夫のスーツのポケットから自宅宛に送られてきた診断書を見つけます。
診断結果は第3期の子宮ガン。
そんな重大なことをもみ消そうとしていたなんて・・・・。
もうとにかくとんでもない男です。
それでもなんとかやり直そうとする著者が健気というよりも馬鹿すぎます。
まあ結局はちゃんと縁を切るんですけどね。
なんとも壮絶な内容なのですが、著者の筆はどこまでもユーモラスなんですよねぇ。(笑)
ラベル:エッセイ