ショートショート42編収録。
はじめて商業誌に掲載された「セキストラ」や、それよりもまだ昔に書かれた「小さな十字架」なども収められています。
さすがにすべて佳作というわけにはいかず、感心する作品は数本でしょうか。
かといってそれ以外が駄作というわけではありません。
私がこれはと思ったのが「処刑」という作品。
枚数もやや長く、ショートショートというよりは本格的な短編SF小説といった読み応えがあります。
星作品にはユーモラスな雰囲気のものとシリアスなものがありますが、これは後者です。
星新一はもう何十年も前に読んだきりなので内容もほとんど覚えておらず、どれも初めてのような感覚で読めました。
ラベル:小説