2014年05月30日

5月の一冊

今月読んだのは14冊でした。
まずまずです。
というかこのあたりが私の限界ですが。

・「片側の未来」広瀬もりの
・「プレーンソング」保坂和志
・「「街的」ということ お好み焼き屋は街の学校だ」江弘毅
・「スパムメール大賞」サエキけんぞう
・「てふてふ荘へようこそ」乾ルカ
・ 「主食を抜けば糖尿病は良くなる! 糖質制限食のすすめ」江部康二
・「下妻物語・完 ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件」嶽本野ばら
・「『薔薇族』編集長」伊藤文学
・「家鳴り」篠田節子
・「残るは食欲」阿川佐和子
・「涼宮ハルヒの退屈」谷川流
・「心星ひとつ みをつくし料理帖」高田郁
・「服部幸應流 おいしいマナー・ブック」服部幸應
・「勝負のこころ」大山康晴

「片側の未来」、和製ハーレクインともいえるエタニティ文庫。

まだ数冊しか読んでいませんが、その中では上手な作家さんだと思います。

「プレーンソング」、なにも無い(ことはないのですが)内容でも書けば小説になる。

もちろん作者のセンスが問われるわけですが。

「「街的」ということ お好み焼き屋は街の学校だ」、以前にロック歌手(?)のK・Kがこんなことを言ってました。

「飲み屋にはダイヤモンドがゴロゴロ転がっている」

言いたいことはわかるんですけどね。

それと同じ類の気恥ずかしいタイトルです。

「スパムメール大賞」、著者の元に届いたスパムメールを紹介した本。

しかし最近面白いスパムメールがなくなったのはなぜ?

「てふてふ荘へようこそ」、ファンタジー小説になるんですかね。

ほろっとしつつも爽やかな感動があってよかったです。

 「主食を抜けば糖尿病は良くなる! 糖質制限食のすすめ」、医学のことはさっぱりわかりませんが、読んでいてなるほどと思える内容。

気になる人は一読すべし。

「下妻物語・完 ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件」、乙女のカリスマで耽美派な作者。

でもギャグのセンスもたいしたものです。

「『薔薇族』編集長」、ゲイの専門誌ということで普通の人にはちょっと謎に包まれている感のある「薔薇族」。

編集長の同性愛の人たちに対する真摯な姿勢を読むことができました。

ちなみに著者である編集長はノンケです。

「家鳴り」、サスペンスホラーといえばいいのか、そういう短編集。

ただあともう一歩突っ込んでほしいという消化不良感がありました。

デビュー作もそうだったのですが、話の拡がりに頭打ち感があるんです。

「涼宮ハルヒの退屈」、シリーズ第3弾。

やはりベストセラーになるだけあって、読み終えてまた次も読むかという気になります。

「心星ひとつ みをつくし料理帖」、いつもながら読ませます。

今回は特に大きな動きがありましたしね。

「服部幸應流 おいしいマナー・ブック」、読みまして初心に帰りました。

ここしばらくこの本に紹介されているようなマナーの店に訪れていませんもので。(笑)

「勝負のこころ」、著者の将棋観、人生観が書かれた一冊。

あくまで将棋の話で通されたのが私には読みやすかったです。

さて今月の一冊。

「てふてふ荘へようこそ」、「下妻物語・完 ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件」、「心星ひとつ みをつくし料理帖」が候補です。

「下妻物語・完 ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件」と「心星ひとつ みをつくし料理帖」はどちらもシリーズもの。

そしてどちらも過去に今月の一冊に選んだと記憶しています。

「下妻物語・完 ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件」はやはり面白かった。

でもバスの密室殺人トリックの話が興味ない私にはだるかった。

「みをつくし料理帖」シリーズは読む度に今月の一冊に挙げたい作品です。

ですが以前にも挙げているということで、今回は「てふてふ荘へようこそ」に譲ってくれますまいか。←(誰に言ってんだか 笑)

ということで5月の一冊は「てふてふ荘へようこそ」。

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2014年05月28日

「勝負のこころ」大山康晴

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将棋界史上最強ともいわれた故・大山康晴(十五世名人)。

そう評価されるにじゅうぶんな記録を残しておられます。

最盛期には五冠(名人・十段・王将・王位・棋聖)を独占。

また名人13連覇18期の記録はいまだ破られていません。

時代を中原誠(十六世名人)に譲り、谷川や羽生といった世代が台頭してきた後も生涯現役のままA級に君臨し続けました。

これはすごいことです。

あの谷川浩司(十七世名人資格保持者)も今年B級1組へ降級しましたしね。

そんな大山氏が書かれた本書。

生涯を将棋に打ち込んでこられた氏の将棋観、人生観が詰まっています。

ジャンルがまったく違う職業に就く人にとっても、得られるものが多々ある一冊ではないでしょうか。

ラベル:エッセイ
posted by たろちゃん at 01:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 『お』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月26日

「服部幸應流 おいしいマナー・ブック」服部幸應

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タイトルからわかるように食事のマナーについてQ&A形式で書かれた本です。

西洋料理、日本料理、中華料理と大きく3章に分かれています。

西洋料理の場合はまあフランス料理ですね。

席の着き方とか食前酒はどうとかメニューの注文の仕方とか。

でも今やフランス料理のマナーよりもむしろ日本料理のマナーのほうが知られていないのではと思います。

そしてメニューでややこしいといえばやはり中国料理でしょう。

日本語で書かれていればまだしも、中国語で書かれていたらお手上げです。

それら飲食店についてのいろいろなことを優しく解説しておられます。

ラベル:グルメ本
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2014年05月24日

「心星ひとつ みをつくし料理帖」高田郁

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シリーズ6冊目となりまして、いよいよ話が大きく動き出してきました。

まずは「翁屋」からまたもや吉原に店を出さないかという誘いがあります。

もちろん「翁屋」がすべてをお膳立てしての話です。

以前にもやはり同じ誘いを澪は断りました。

それでも「翁屋」楼主の伝右衛門は澪の料理の腕を見込んでまた話を持ちかけてきたのです。

しかも店名は「天満一兆庵」にすればいいと。

「天満一兆庵」の再建を目指す澪と芳にとってはまたとないチャンスです。

しかもあさひ太夫こと野江との距離も一気に縮まります。

一方ライバルであり散々苦汁を飲まされてきた「登龍楼」からも破格の条件で店を譲りたいという話がきます。

この話を引き受けると「つる家」で下足番をしているふきの弟、「登龍楼」で奉公している健坊を引き取ることができるのです。

岐路に立たされた澪はどう決断するのか。

一方、澪と小松原との仲も急速に進展し、ついには小松原に嫁ぐまでに話が進みます。

しかしそうなると「つる家」や野江とは縁を切ることになってしまいます。

ひたすら悩む澪・・・・。

いやぁ、相変わらず読ませてくださいますねぇ。

やはりまずはキャラがいい。

なので人情や恋愛などの機微がしっかりと形を成すんですね。

そして構成がいい。

読み進めるごとに次の展開が気になって仕方がありません。

そしてなにより料理小説として肝心の料理がいい。

実に美味しそうで、読んでいて「つる家」に飛び込んで注文したくなります。

酒飲みの私としましてはぜひ「三方よしの日」に。(笑)

それらがすべてひとつに集約され、この作品の大きな魅力となっているわけです。

実に楽しみなシリーズであります。

posted by たろちゃん at 03:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 『た』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月22日

「涼宮ハルヒの退屈」谷川流

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シリーズ第3弾です。

今回は連作短編形式。

4編が収録されています。

表題作「涼宮ハルヒの退屈」は、ハルヒが地元の草野球大会に出場すると宣言します。

SOS団のメンバーを始めとして、キョンのクラスメートやら妹、朝比奈さんのクラスメートなどを寄せ集めての即席チームで参加。

相手は3年連続優勝の大学生チームです。

もちろんボコボコ。

しかしハルヒの機嫌が悪くなるにつれ皆の知らないところで灰色の閉鎖空間が広がり始め、このままいくととんでもないことに。

事情を察知したチームメイトの古泉一樹の判断により、同じくチームメイトの長門有希の力で無理やりホームラン連発の逆転勝利を収めるのですが・・・・。

前作はちょっと作者が苦しかったのかなという印象を受けたのですが、今回はそのようなこともなく楽しめました。

バラエティがありましたし。

「孤島症候群」では嵐の孤島が舞台という“クローズドサークル”といわれるミステリーです。

ミステリーとしてはまったくお粗末ですが、もちろん作者は本格的なミステリーに挑戦しようなどとは思っておられないでしょう。

ごはんにかけるふりかけとしてそのような設定を利用しただけです。

なるほどシリーズ中にこういうのもありでしょうね。

ある意味なんでもありな設定をできるわけですが、それが作者の苦しみでもあり読者の楽しみでもありましょう。

さて、次作はどのように楽しませてくだいますか。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 00:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 『た』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする