2014年05月02日

「片側の未来」広瀬もりの

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千夏は21歳のOLです。

なぜかお気に入りの男性には振られ続け、今回もまた告白したものの断られてしまいました。

落ち込んで帰宅した翌朝目が覚めてみると、なんと元同僚の槇原くんが旦那様で、しかも2人の女の子の母親になっていました。

そこは6年後の世界で、その6年間の記憶がすっぽりと抜け落ちているのです。

OLからいきなり2児の母親として、専業主婦として、槇原くんの妻として、千夏はどのようにすればいいのか頭はパニック・・・・。

6年のキャリアがある夫婦でありながら、千夏にとって槇原くんはただの同僚というのがミソですね。

愛なんてないのにこれから一緒に生活していかなければならない。

新婚ものとはまた違った初々しさとかドタバタ感とかがあります。

そして懸命な槇原くんにだんだんと惹かれていく千夏の気持ちの変化が読ませどころになるのでしょうか。

この作品はエタニティ文庫の赤マークということで『一定以上の性描写あり』というカテゴリー。

夫婦ですから当然槇原くんはエッチを要求してくるわけですが、千夏にとっては昨日(6年前)までただの同僚。

そんなことをするなんて考えられないのですが、いつまでも拒否し続けるわけにもいかず。

ということでエッチなシーンも散りばめてあるのですが、フェラの描写がないのは片手落ちといわねばなりますまい。(なにがだ 笑)

まあ結局は『長身でスーツが似合い周りの奥様が羨ましがるカッコイイ旦那様の奥さんがわたしなんかでいいの?』というお決まりな謙遜ナルシズムカタルシスな話だったりするわけですが。

けっこう楽しめましたけどね。(笑)

posted by たろちゃん at 02:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 『ひ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする