2014年05月18日

「家鳴り」篠田節子

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7編の作品が収められた短編集です。

表題作はパッチワークの作家である妻と失業して主夫をしている夫の話。

飼い犬を亡くしたストレスからか、妻は普通の食事を受け付けなくなります。

食事といえば寝る前にスナック菓子をビールで流し込むだけ。

これではいけないと夫は料理を勉強して妻に食べさせるのですが、カロリーの高い料理ばかり。

やがて妻は異常なほど太り始めて・・・・。

どの作品も心理サスペンスというかホラーというか。

SFの要素もあったりしますね。

不幸な結末を迎えるのですが、でも当人ははたして不幸なのかなと考えさせられたりします。

はたから見て不幸であっても当人にとっては案外幸せなのかも。

私は「水球」と「青らむ空のうつろのなかに」がよかったです。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 04:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 『し』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする