2014年06月19日

「料理の仕事がしたい」辻芳樹 編

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今は料理人という職業が人気ありますね。

スターシェフとなりますと芸能人並にテレビや雑誌に引っ張りだこです。

そんな派手なイメージも若者を引き付けているのでしょう。

「料理の鉄人」なんて番組も大きな役割を果たしたと思います。

しかし理由はなんであれ、若い人が夢を持って憧れのジャンルに進むのはいいことです。

この本は高校生に向けて編まれた本です。

これから料理の仕事を目指す人たちに向けて16人の先輩たちがアドバイスしておられます。

フランス料理店やイタリア料理店のオーナーシェフ、料亭若主人、焼鳥店店主、串カツ店店主、ソムリエ、パティシエ、料理研究家・・・・。

さまざまなジャンルの人たちがご自分の体験を語り、アドバイスしておられます。

料理に興味ある者としては読み物としても楽しめる一冊です。

ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 02:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 『つ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月17日

「灘の男」車谷長吉

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3編収録。

表題作は実在した2人の男を紹介した小説ですが、周りの人たちに取材した声を原稿に起こしたインタビュー形式です。

灘という土地において伝説的人物である濱田長蔵氏と濱中重太郎氏。

そんな2人の傑物ぶりをいろんな人が語るエピソードで浮かび上がらせていきます。

作者が灘の男のスケールの大きな生き様に憧憬と敬意を抱いておられるのが感じられます。

他の2編も同じ形式です。

これはこれで面白く読めましたが、やはり私は「糞ッ、と思うた」といった類の(笑)普通形式の小説が車谷長吉らしくていいですね。

解説には車谷氏の昔のエピソードが書かれています。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 01:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 『く』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月15日

「杉浦日向子の食・道・楽」杉浦日向子

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漫画家でエッセイストでもあった著者。

江戸時代の風俗にも詳しく多数の著書があります。

そんな著者の食エッセイ。

口絵には愛用の酒器の写真もあり、さすがに趣味人な著者らしいですね。

文章はちょっと気負いすぎなのか、高飛車なところがあります。

しかし日本酒について「冷や」を注文して冷蔵庫で冷やしたのを出す店があるのを嘆いておられるのには私も同意。

「冷や」の意味がわかってないんですね。

「冷や」とは冷蔵庫で冷やしてあるのではなく常温のことです。

私もこれはずっと以前から気になっていました。

酒を飲み歩いて本を書いておられる人は他にもいらっしゃいますが、銘柄がどうの店がどうのでこのような根本のことについて指摘しておられる人はいません。

よくぞ書いてくださいました。(笑)

ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 04:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 『す』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月13日

「パパは牛乳屋」弘兼憲史

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『パプアニューギニア』と『パパは牛乳屋』って似てますよね。

そんな馬鹿馬鹿しいダジャレ感覚の言葉を集めたオヤジギャグ的な一冊です。

これはもうどうこう説明の仕様がない。

紹介されている作品をいくつか挙げておきましょう。

『ハーゲンダッツのアイス』と『禿だっつーうの! アイツ』

『もろ差しで寄り、下手出し投げ』と『モロ出しで寄り、下を出し逃げ』

『フランケンシュタイン』と『腐乱検死体』

『とんとんとんからりと隣組』と『ドンドン戸ガラリと怒鳴り込み』

『細木数子』と『屁こき家族』

『読売ジャイアンツ』と『押し売りじゃん、アイツ』

などなど。

著者のコメントもまた笑えます。

まあとにかくひまつぶしには最適な一冊です。

ラベル:エッセイ
posted by たろちゃん at 03:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 『ひ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月11日

「Chef's special」檜原まり子

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雑誌編集者の榊隆生がフランスフードフェアで出会ったのはまるで少年のような星川隼人。

しかし隼人はパリの三つ星レストランでソーシエを務めたほどの一流シェフ。

隆生は料理に一途な隼人に惹かれていきます。

また隼人も隆生を・・・・。

ついにBL小説に手を出してしまいました。(笑)

といいましてもその世界には興味ありません。

あくまでもグルメ小説ということで手にしたわけですが。

ですがまあついでにBLの世界とはどんなものかと。

料理に関しましては思いのほか突っ込んで書いておられると思います。

上辺だけをなぞっているという印象はなく、グルメ小説として耐える土台があると思いました。

ただ店の説明で「小さなビストロ」とあるのに「四人がけのテーブルが二十程」ってどこが小さいんだか。

あるいは隼人のアパートが「十五帖ほどの小さなワンルーム」とありますが、ワンルームで十五帖ならぜんぜん小さくないでしょう。

ちょっと作者の広さの感覚が一般とは違うようで。(笑)

メインはやはり隆生と隼人の恋愛なわけですが、さすがに男性でノンケの私からすれば「それありき」で書かれている話運びにむず痒い気がしました。

女性からみた美しい男性愛ですよね。

でも大雑把に言えば、少女マンガや少女小説の男と女を単純に男同士に置き換えたという構造です。

しかしこういうジャンルの読者はほとんど女性ですが、いったいなにを求めているのでしょう。

エロい描写もありますのでオナニーのネタなんでしょうか。

男女の恋愛話には飽きたということなんでしょうか。

でも本屋でこのジャンルのコーナーで本を物色しておられる女性ってまず現実の恋愛には縁がないような人がほとんどですけどね。(と私は思います)

男性のオタクといわれる人たちが美少女モノに群がるようなものなんですかね。

ま、それはともかくとしまして、男同士の恋愛とセックスという設定が許容できればそれはそれで楽しめる一冊(ジャンル)ではないでしょうか。

ラベル:グルメ本 小説
posted by たろちゃん at 03:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 『ひ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする