2014年07月21日

「きことわ」朝吹真理子

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貴子は別荘の持ち主の娘。

永遠子の母親がその別荘の管理人をしているということで、貴子とは姉妹のように付き合ってきました。

2人が最後に逢ったのは25年前の夏。

貴子が8歳、永遠子が15歳でした。

貴子の母親が亡くなり別荘を解体することになり、2人は25年ぶりに再会します・・・・。

設定自体は地味ですが、構成に技ありですね。

過去と現在、夢と現実、記憶のくい違い、幻覚のような体験。

現実なのか夢なのか。

自分は夢の中の登場人物なのか・・・・。

ちょっとシュールな話がアンニュイな文体で語られます。

貴子と永遠子の友情やそれぞれの親子関係が描かれていますが、ストーリーがどうこうよりもこの世界観を味わうべき作品なんでしょうね。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 01:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 『あ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする